Written by Web校正ライター Calibration Writer Of Website
ステージグループの校正ライターです。
当ブログでは「555文字ぴったりで、分かりやすく」をコンセプトに、Web用語をはじめとする様々な日本語の解説や、各種法規・最新の時事ニュースの紹介を行っています。
更新は毎週火曜・木曜です。ぜひこまめにチェックしてみてください。
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その昔、青いバラを生み出すことは世界中のバラ愛好家の夢でした。
バラはその優雅さや薫り高さから、古くから香水の原料や贈り物として広く人気を博している花です。白や黒、赤など様々な色がありますが、愛好家たちは更なる美しさを求め、品種改良に尽力しました。
しかし、どれだけ新しい品種を生み出しても、青だけは実現できなかったのです。その想いの強さと実現の難しさは、実在しない青バラに「不可能」という花言葉をつけるほどでした。
自然界に青い花は存在します。では、何故青いバラは実現不可能と言われたのでしょう。
理由は単純で、バラにはもともと青い色素がなかったのです。そのため、赤色を抜くことで「青に近い色」にすることはできたものの、「青」を実現することはできませんでした。
長年「実現は不可能」とされていた青いバラは、バイオテクノロジーの進歩によりついに生み出されました。2004年、サントリーがフロリジン社と共同で14年という歳月をかけ青バラの開発に成功。愛好家のみならず世界中が求めていた夢を実現したことで、青バラは新たに「夢かなう」という花言葉を得ました。その美しさは、今やWebサイトのコンテンツとして成り立つほどです。
「不可能」が「夢かなう」に至るまで。その鮮やかな青い色と同様、美しい由来といえるのではないでしょうか。