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ライティング
2017/09/26
日本語の難しさ:敬語編その2(よく間違う表現)
日本語の難しさ:敬語編その2(よく間違う表現)

<Web校正ライターが語る敬語のおはなし>
●日本語の難しさ:敬語編その1
●実は間違い?気を付けたい敬語表現
日本語の難しさ:敬語編(よくある言い回し)

WEBサイトは、本や雑誌などの紙面と違い、
誤字や脱字があってもすぐに該当箇所を修正できます。

だからといって、ホームページを適当に作って公開してしまうのは
あまりオススメできません。
一度は全世界に公開されてしまう上、実はキャッシュという形で残ってしまうからです。

ステージグループでは、自信を持って公開できる企業サイトに仕上げるため
私たち校正ライターが日本語をチェックしています。

今回ご紹介したいのは、敬語の中でもよく間違って使われている表現です。
具体的な例をあげましょう。

「お客様、この注文書をご利用されてください」

どこが間違いか、分かりますか?

『ご利用されて』

この部分です。

ご(お)○○する
この表現は謙譲語です。


そのため、お客様の言動に対して使うのは間違いです。
さらに、謙譲語に「○○される」という尊敬語を重ねており、
お客様をへりくだらせて持ち上げるという妙な状況になっています。

正しくは
「お客様、この注文書をご利用になってください」
など。

○○するの尊敬語は、「する」を
される、になる、なさる、いただく、くださる
などに変えて使います。

ご(お)をつけるとより丁寧になりますが、
「○○される」にご(お)をつける場合だけが敬語として間違いなのです。

この1パターンだけが、尊敬語の間違いになると覚えておくと良いでしょう。
Web校正ライター

Written by Web校正ライター Calibration Writer Of Website

ステージグループの校正ライターです。
当ブログでは「555文字ぴったりで、分かりやすく」をコンセプトに、Web用語をはじめとする様々な日本語の解説や、各種法規・最新の時事ニュースの紹介を行っています。
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