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ライティング
2017/11/07
ネット上でのコミュニケーションについて

ネット上でのコミュニケーションについて


皆さんは、
ラインやメッセンジャーなどの、いわゆる『SMS(ショート・メッセージ・サービス)』でメッセージを送る際、
文章の最後に「。(句点)」をつけていますか?
仕事であれば丁寧に打つところですが、
私的なものだと省略したり絵文字を使ったりする人も
多いのではないでしょうか。

アルファベットの言語圏では、SMSでのピリオドが議論の対象となっています。
その内容は、ピリオドなしを主流としたうえで、
「ピリオドを打つと、怒っているもしくは冷たく感じてしまう」
というもの。
もちろんこれは読み手側の感じ方であり、
書き手からすればそうした意図はなく、
「習慣や丁寧さでピリオドを打っている」という人がほとんどでしょう。
そうした中、ある社会言語学者は
「SMSは短文を扱うサービスなので、ピリオドに(意図的に)話を終わらせる、という意味を持たせてしまう」
と分析しています。

ネット上のコミュニケーションは、形式よりもレスポンスが求められがちです。
また、文章だけでなく、顔文字や絵文字といった独自の文化もあり、
よりイメージを重視しているといえるでしょう。
無論、国や言語圏によっても異なるため、
一概に善し悪しを断じれるものではありません。
いずれにせよ、コミュニケーションは、
「意図とは異なる意味合いが伝わる」と理解しておく必要があるでしょう。


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