
Written by Web校正ライター Calibration Writer Of Website
ステージグループの校正ライターです。
当ブログでは「555文字ぴったりで、分かりやすく」をコンセプトに、Web用語をはじめとする様々な日本語の解説や、各種法規・最新の時事ニュースの紹介を行っています。
更新は毎週火曜・木曜です。ぜひこまめにチェックしてみてください。
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日本語の文法テクニックについては、こちらでも紹介しています。
日本語のよくある誤用表現(1)
日本語の習得が難しいと言われる原因の一つは、文法でしょう。
英語など多くの言語は、主語や修飾語の順番に規則があります。
しかし日本語の場合、明確な順番はありません。
ある程度自由に配置できてしまうため、いわゆる『かかりうけ』が難しいのですね。
Webサイトでも、読点が少ないために、複数の意味に捉えられる文章を見かけることがあります。
たとえばこんな文章です。
「私は何度も咳をする彼を見ました」
「咳をする彼」を何度も見た
「何度も咳をする彼」を見た
「何度も」が修飾する言葉、『かかりうけ』が不明確で、上記二通りの意味に読み取れます。
分かりづらい文章を区切るために、読点(とうてん)「、」を打ってみましょう。
「私は何度も、咳をする彼を見ました」
これなら、「咳をする彼」を何度も見た、という内容が間違いなく伝わります。
また、もう一つの意味なら
「私は、彼が何度も咳をするのを見ました」
と語順を入れ換えると、意味が一通りになり誤解を与えません。
修飾語がどの単語にかかるのか、誤解されないかを確認するには
何度も文章を見直すことが大切です。
すぐに気づかない場合でも、少し時間を置いてから確認すると分かるときがあります。
手間はかかりますが、世界中に公開するホームページに掲載する文章だからこそ、
しっかり見直して間違いなく伝えたいですね。