Written by Web校正ライター Calibration Writer Of Website
ステージグループの校正ライターです。
当ブログでは「555文字ぴったりで、分かりやすく」をコンセプトに、Web用語をはじめとする様々な日本語の解説や、各種法規・最新の時事ニュースの紹介を行っています。
更新は毎週火曜・木曜です。ぜひこまめにチェックしてみてください。
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ほとんどの小説は、「一人称」もしくは「三人称」の文章で構成されています。
一人称の場合、登場人物、あるいは語り手の目線から物語が描かれます。
≪一人称の例≫
「僕が今食べているラーメンは、1日限定10食というだけあって美味である」
この文章は『僕』の視点で描写されています。『僕』が見たもの、感じたもの、
味わったものだけしか書くことができないため、別の人物の心情を述べたり、
ラーメン屋の外の様子を解説したりすることはできません。
例えば、ホームページやネット広告でよく見かける
「〇〇でお困りの際は当社にお任せ!」
というフレーズは、『当社』の視点なので一人称です。
≪三人称の例≫
「Aが今食べているラーメンは、1日限定10食と謳われているが
この日30杯目の注文だった」
三人称では客観的な視点で描写されるため、主語が『僕』や『私』にはなりません。
一方で店内の風景や、外で並ぶ客の様子などを記述することができます。
さらに、
「1日限定10食と謳われながら、この日30杯目の注文」という、
お店以外が知りえない情報も載せることができるため、読者により細かく
状況を説明することができます。
小説やホームページに限らず、プレゼン資料や仕様書の作成の際も、
この一人称と三人称をきちんと使い分ければ、
より読み手に伝わりやすい文章になるでしょう。